仙台市若林区の特別養護老人ホームでは、施設の受付そばに駄菓子屋「かみふうせん」があり、毎日地元の小学生たちで賑わっているとの記事が朝日新聞に掲載されました。
この施設には何回か訪問したこともあり、施設長とも面識があります。
この施設では、従来の介護業界の常識を超えた先進的な取組みを次から次へと行っており、この駄菓子屋もその1つで、職員や入居者、そして地域の子どもたちにも好影響を与えているようです。
「こんにちはー」「まだ大丈夫ですか?」
夕方、地元の小学生たちが自転車に乗ってきた。
お菓子を買いながら、部屋の奥で入居者のお年寄りが話したりお茶を飲んだりしている様子をながめている。
駄菓子屋ができたのはおととし。玄関の近くは少しうるさいくらい、にぎやかになった。
新聞に掲載された駄菓子屋の風景です。
当初は職員の間にも反対の意見もあったとのことでしたが、「法令の範囲内なら特養はもっと色々な個性があっていい」「最期のときを過ごす場所にも、今よりもっと多くの選択肢があるべきだ」という施設長の考え方や思いが形になったものと言えます。